カラヤンがクラシックを殺した (光文社新書) |
音楽の知識が無いとちょっと難しかったです。
誰のなんと言う曲をどこでいつ演奏したものなどと詳細が例に出されていることが多かったです。 内容をまとめるとカラヤンがクラシックの重みとか価値観を一般大衆に受け入れやすい形に変えてしまった。薄っぺらいものにしてしまったという話です。暗い社会の状況や苦しさを一切表現しようとせず無視して音楽の聞き手の痴呆化を進めてしまった。という話です。そこに3章ではクレンペラー、4章ではケーゲルの音楽を引き合いに出して比べている。 思ったのは、クラッシックって奥が深すぎる。寒々しいとか、恐ろしいとか、気持ちが悪いとかって感情は音楽を聴いていて感じる感情なのかということ。私の耳では判断できないと思いました。よほど耳の肥えた人じゃないとわからないなと思いました。とりあえず、カラヤンくらいはこの本で読んだことを踏まえて聞きなおしてみようかなと思いました。 しかし、私が読んでて思ったのは、カラヤンが聴衆を作ったんじゃなくて、聴衆がカラヤンを求めていたんじゃないかなってことです。暗い、苦しい世界に社会を背景にした救いようのない音楽と、表面的にだけでも美しくて心があらわれるような音楽があったら聴衆は後者を求めると思うからです。 それが聴衆にとって聞きやすい音楽だったから今表面だけが美しい音楽を賛美して追いかける人がいるのは困るのですが。 本にも書いてあったけどカラヤンだけに責任があるっていうわけじゃないんです。むしろ今の私たちも責任を受け継いでいるわけなんです。ということを再確認しました。まさに私たちにたいして警告しているような本でした。 |
北野誠怪談集 おまえら行くな! (ルナティック・ウォーカーシリーズ) |
北野誠へのインタビューを加藤一が纏めたからか、口頭からだけで仕上げてるからか、最初そんなに恐く感じないのだ。
ただ1冊丸々続くせいで、途中から微妙に恐くなってくる。 数多くの体験をしてきた北野誠の、本当にあった話はけっこう恐い。 |
これがSHM-CDだ!クラシックで聴き比べる体験サンプラー VOL.2 |
SHM-CDはジャズとかクラシックで威力を発揮しそうだと思ってます。
確かに聞き比べると、楽器の輪郭がハッキリクッキリした印象です。 ホームセンターで売ってる安い安いCDラジカセでもその違いがわかりました。 ただし、ピアノだけの曲になると、SHM-CDの方はなんか違和感を感じました。 作ったような音像になってない?と思いました。 なので好き嫌いは分かれると思います。 オーケストラだと相性がいいのかも…。 |
北野誠怪異体験集 続 おまえら行くな。 |
前作に比べて、
著者も出版社も本気度がアップしたようです。 前作は肩の力が抜けたつぶやき、ぼやき、というか、 怪談エッセイだったのですが、 本作は怪異について真剣に語っています。 すべて北野誠自身か知人の体験談というところが前作から続く特徴。 新耳袋の中山さんに対する批評が笑えます。なるほど、と。 廃屋のホテル、トークライブなど有名なエピソードを取り上げているので、 読んでいて力が入りました。(要は怖い) 北野誠の個性がその語り口から伝わります。 |
まぶらほ―じょなんの巻・に (富士見ファンタジア文庫) |
短編集だが、後半は千早メインの続き物
千早の出てくる話が良い。 ただ、書き下ろしの頃に比べて、絡める事の出来る人の役割が変わったので少し違和感。 特に、親友であった沙弓との良い関係がリセットされているのがつらい。 その辺、作者は見誤ったのではないかと感じて、星4個。 |
「転生學園月光録」オリジナルキャラクターズ Vol.1 |
ジャケット買いだったのですが、曲の出来は個人的にイマイチな感じがしました↓↓ 何度聴いてもいい曲はいいのですが、これは2、3度聴いたらもういいかな、と思います。 キャラソンとフリートークは通常のオーディオで聴けるのですがPVはPCでしか見ることが出来ないのでPCを持って無い方は要注意です! 歌は<鳥海浩輔さん>です。 |
うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD] |
制作時の仮題が「あたしが産卵する日」とか「Let's!サーモン合唱団」だったと思います。
自分はかわいくて歌もうまい。通学中のバスの中で録音した自分の歌を聴くほどの自意識過剰な主人公が、自分が歌ってる姿が産卵中のサケに似てるといわれ、落ち込み合唱への情熱をなくすも、これで引退とあがったステージで魂を込めてうたうヤンキーの姿を目の当たりにして再び情熱を取り戻す。 こんな感じの話なのですが、合唱に使われてる尾崎豊さんの歌やゴスペラーズ「青い鳥」など選曲もよく、合唱の魅力が十二分に伝わってきます。 ただところどころに入ってくるお笑い部分の必要性があんまりよく分からなかったです。 それと主演の夏帆さんがあまりにもかわいすぎて、変な顔扱いされてる顔が、そんなに変に見えなかったりもしてかわいすぎるのも大変なんだなぁ。 そんなわけで、合唱なめてんじゃねえぞ、この野郎!! |
TOKYO EYES デラックス版 [DVD] |
アート系映画に有りがちな明確なストーリーラインが無い映画です。私が馬鹿なのかストーリーが全然理解出来ませんでした。(特にラストの方が)アメリカ/ヨーロッパ人が日本を舞台に映画を撮ると、エキゾチックさが強調されたり、日本&日本人蔑視が見えたりするが、この『TOKYO EYES』ではそういう表現が全く無いのが良い。「フランス人の目から見えた等身大のTOKYO」を素直に表現していて好感を持った。渋谷系が成熟期で、雑誌『オリーブ(olive)』が存在していた時期の「TOKYO」を映し出している。『TOKYO EYES』を見て、あの頃の「TOKYO」を思い出した。台詞がオシャレだが雰囲気だけで軽過ぎるのが気になったが、日本語台詞が坂元裕二で納得した。これも90年代なのか。
吉川ひなのは、日本人離れした顔とスタイルと雰囲気を持っているが、西洋の雰囲気を持った日本人離れした女優というよりは、PUFFYやHIROMIXと同じ様にチープでキッチュなところが受けているのか現代日本女性の象徴として扱われている。 武田真治は、『TOKYO EYES』で初めて格好良いと思った。柏原崇や玉山鉄二に似てる!演技スタイルは及川光博に受け継がれている。(声も似ているし) 日本を舞台にした映画だと、音楽が京都的な邦楽風か秋葉原的なピコピコテクノになりがちなのだが、それが全く無く普通のクラブサウンドになっているのが良い。テクノ/ハウスを基調とした音楽が、お洒落でサウンドトラックが欲しくなった。 西洋人監督が日本を舞台にして撮った映画だったら、『ロスト・イン・トランスレーション』よりこっちでしょ! |
どがしかでん! 1 (1) (ジャンプコミックス) |
この作品に対しては終わるの早かったなぁと。(・ω・;) 個人的には絵もストーリーも好きです。 なぜこんなに早く終了してしまったのか疑問です。 でも辛口でコメントするとすればありきたりだったのかなぁと。。。 主人公がバスケの才能は無いが足だけは誰よりも早いという設定はアイシールド21を連想させられました。 あとヒロインにあまり好感が持てなかったかなぁ。。。 ヒロインはお金持ちで自分勝手で主人公を振り回すという設定。 まぁこういう女の子が好きな人はいいと思いますけど、私は微妙でした。 あとやっぱり特徴があるキャラがいませんでしたね。残念。 まぁスラムダンクを超せるバスケ漫画は今の時代難しいでしょう。 次回作に期待です。(^ω^) |
シュート! [DVD] |
6人時代のSMAP・・・みんな初々しくてほんとに可愛いです♪
中居君と拓哉君の2ショットシーンもたくさんあって SMAP好き必見の映画です。 まだ、見たことがない人は是非是非 見てみてくださいね!! |