兎 - 野生の闘牌 - THE ARCADE 山城麻雀編 |
このゲームに出会うまでは、ゲームセンターの麻雀はクズだと思っていました。リーチは一発でツモるし、エロいのが目的ならばそれでもするのでしょうが、そんなものに没頭するほど性欲が強いわけでもなし、そもそも2人麻雀なんてつまらない。 しかし、このゲームを見た途端、虜になってしまいました。 なんと言っても、「カッコイイ!」のです。 イカサマ麻雀には変わりありません。相手の待ち牌が分かるキャラも居れば、リーチを数巡以内にツモ上がるキャラも居る。しかし、それを「キャラ固有の能力」とすることで、イカサマに制限を設けています。どのキャラを使うかはプレイヤー次第。相手も能力を使ってくるので、上手く使わないと勝ち抜けません。 能力以外の点では敵味方は平等で(ボスは能力が異常に強いですが)、大負けすると勝負手が入る、というのも敵にも味方にも起こります。 普通の麻雀を楽しみたい人には向いていないでしょうが、ゲームとして楽しみたい人にはなかなか良い出来なのではないかと思います。 リーチや鳴きの際に軽くカットインが入る。 これらが上手く静止画を使って構成されており、下手に動きがあるよりも非常に劇的な演出効果を果たしています。 以前アーケードの移植ではないもの(サミー版)が発売されていたのですが、やはりアーケード版の方が演出効果では優れています。 |
ブリトラゴールデンベスト |
懐かしかったです。車の中で聞いて一人で笑ってしまいました。 |
ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌 |
瀧廉太郎作曲の「荒城の月」「花」「箱根八里」、山田耕筰作曲の「この道」「からたちの花」など日本の古典的歌曲を始め、珠玉の作品を集めたと言える歌曲集です。この4枚組に収められた115曲は、後世に歌い継いで欲しい曲が沢山含まれていました。懐かしの小学唱歌や童謡も多く含まれていますので、幅広い年代に愛される企画だと思いました。
収録されている声楽家も素晴らしいメンバーでした。立川清登、伊藤京子、中沢桂、松本美和子、澤畑恵美、中村邦子、木村宏子、中村健、永田峰雄、斎藤昌子、吉田浩之、本宮寛子、そして関西を中心に活躍しながら、今や全国的な活動を広げている三原剛、畑儀文、そして日本の声楽界における重鎮・畑中良輔の「沙羅」の名唱を聞くことができます。ここに収録された何人かの声楽家の声を聴きましたが、CDとして聞くとそれぞれの発声法における個性の違いが結構分かり、新たな発見がありました。 録音年代が書かれていません。結構幅広い年代にまたがっているとは思いますが、聴感上の支障はなかったですね。ピアノ伴奏は、声楽、合唱伴奏に多くの録音を残している三浦洋一、浅井道子によるものが大半ですが、他に青島広志、塚田佳男、藤井孝子という名も見えますので、安定した音楽が展開されています。 これらの録音の貴重さは、何人かの方がすでに鬼籍に入られていることから日本の声楽家の歩みという点から見ても歴史的な価値を見出します。 全曲とも解説が書かれていますし、小山晃氏による声楽家の紹介も詳しいものでした。ただ出来れば伴奏のピアニストの紹介があっても良かったかな、と愛好家の一人として思います。 |
ブレンパワード ― オリジナル・サウンドトラック 2 |
これはなんて言ってもLight of Love でしょう!!この曲はもうひとことでは言えないほど 素晴らしい曲です!!どんな人が聞いても多分思わず 息をのんでしまう曲だと思います!! 心に響く音楽・・・ブラボー管野さん!! ハラショ!!マーヤ嬢っ!!(涙!!) 他にものりのりになる曲も入っているのでこれは 必聴です!!(こんな漢字あったかな??) |
きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD] |
ある一日をただ映しただけ、といったような、とても自然な感覚に溢れた映画です。
本当にこういう人なんじゃないかと思ってしまう程、 出演者達が見せる自然体の演技に驚かされます。 特に酔っ払ってからの田中麗奈と伊藤歩の掛け合いには笑わせて頂きました。 今作の彼女達の演技は最高です。 ただ、彼等の話と同時進行で鯨が岸にうちあげられる話や、 ビルに挟まってしまう男の話など、 その日一日に起こった出来事が描写されるのですが、必要だったのかと疑問に思います。 それぞれの出来事も面白く描写されていますし、 劇中、仲間で飲んでるときにTVでときどき出てくるので、 日常を演出するという意味においては効果があったとは思います。 だけどシーンとして結構長い。 そのせいで映画全体の印象が散漫になってしまった感じは否めません。 舞台が夜や部屋の中がメインということもあり、終始暗い印象もあります。 今作の柏原収史はいいですね。 「どてら」を着た、いわゆるいたって普通な大学生を好演しています。 本人や仲間達にはもう当たり前になってしまって意識さえしてないんだろうなと思わせる、 彼が仲間との間に見せる優しげなセリフや態度に好感を持ちます。 途中、車に轢かれるシーンがありますが、大袈裟に描かれることなく淡々と話しは進む。 ひき逃げだ!大事(おおごと)だろ!って突っ込みたくなりますが、 そういえばあの頃、とにかく面倒臭いことは嫌だったなあって思い出したりして。 車に轢かれ、しばらくして気がつく柏原収史。 彼が電話をした相手は「警察」ではなく女性だった。 おそらくほのかに恋心を抱いているだろう幼馴染。 そこで話される会話もドラマチックなものではなく、 彼等の普段の会話なのだろうと思わされる自然さで描かれる。 本人は自覚してるのかしてないのか分からない、 だけどその子のことを注意して見てるとなんだか気付いてしまう、 ああ、やっぱり田中麗奈は妻夫木聡のことが好きなんだろうな、ってことに。 そんな風にぼんやりと思わせられ、あたかも皆の仲間だったかのように錯覚して 映画を見ている自分がいることにハッとさせられる。 伊藤歩はとても魅力的な人である。 彼女はお酒のCMで、上京して一人暮らしの生活をしている役を好演していますが、 今作でもとても良い演技をされています。 お酒が入ると情緒が不安定になってしまう。 さっきまで笑ってたのに泣いている、泣いてたかと思えばもう笑ってる。 いるなあこんな子、誰だったかなあと思わず自分の仲間の顔を巡らせたり。 豪華なキャストでよくこんな地味な映画を撮ったなと変な感心をしてしまいましたが、 監督を知って納得です。 行定さんでしたか。 大袈裟な演出など皆無ですが、 「日常」を「自然」に見せるこの映画はとても素敵なものでした。 見終えた頃には、彼等があなたの仲間になっていることだと思います。 |
超凡思考 |
啓発本として素晴らしい内容です! この本を読むと勇気づけられます! |
アイシテル~海容 前編 (1) (KCデラックス) |
ショッキングなエディターレビューの文言に惹かれ、買っていたのですが…。 パラパラめくってみて、嫁姑系レディコミにありそうなタイプ(←偏見か?)の少し苦手な絵柄だったので、 実に1年以上、しまい込んで読まずにいました。 模様替えで本棚を整理しようとした際、なんとなく読んでみたらストーリー展開が実に面白い!! 今の子はちょっと使わないかな?って台詞回しもありますが、気になる表現は最初の方だけですね。 模様替えそっちのけで、前編後編一気に読んでしまいました。 個人的には、 殺害された清貴ちゃんの、姉=美帆子の台詞、 「キヨタンが死ぬまえだって、ママはキヨタンのことばっかだったじゃん」と、 被疑者として補導された少年Aの、母(パート主婦)の、 「遊ぶのもがまんして、勉強して、いい大学にはいって、いい会社に就職したのに、 なのに、家庭のためにやめてしまったら、すべてゼロ、リセットですよ」の台詞とで、 この2人の女性に感情移入しちゃいました。 それから。小4の子を持つ家裁調査官の富田さんの存在は圧巻ですね。 母親として、また働く女性として、外見も含めて少年Aの母とは対称的(←あえて対称の字を使う。笑)に描かれています。 被害者と被疑者の合わせ鏡の母親2人、母の愛の注がれ方が対照的な男児2人、歳の離れた不平等な姉弟…etc.。 もの凄く深いドラマを生み出す登場人物の配置をしているのが、分かります。 作品の構図が凄く美しいな…と思います。 読んで損無し!! 絵柄で敬遠気味な人、ずいぶん勿体ないことしてますよ♪ |
アイシテル~海容 後編 (2) |
漫画と侮る無かれ、本当に内容の濃い本でした。
自他共に認める本好きで、よく掘り出し本を見つけては友人に紹介していますが、 久々のヒットです。犯罪者の家族、被害者の家族、心情がとてもよく書かれていて 何度も何度も泣きながら読みました。 母になった今だから、感情移入も凄いのかも知れませんが、本好きな人はもちろんですが、 思春期の子供(年齢によっては難しいかな?)や母親・父親、啓発の意味でも とてもいいと思います。 ワイドショーのその先が漫画で分かりやすく読めます。どんなことも自分に降りかからないと 分からないものですが、疑似体験が出来ました。 早速、子を持つ父である旦那に読んで貰ったところ、夫婦満場一致で 自宅に2000千冊以上ある小説・漫画の書物の中でお勧め5本指にいれました。 友人に早くお勧めしたいです。(内容は決して明るくない話ですが、身になるので・・・) |