有田塾へのお誘い
LADY |
アニメソングがかなり注目されていますが、この曲も隠れた名曲です。
サビがかなり耳に残りPOPな曲で当時の少年隊にはピッタリだったことを覚えています。 サイレントダンサーという曲同様になかなか聴く機会がない曲ではありますが、 出来ればアニソンCDに収録して欲しい一曲です。 |
Moonlight Groove |
別CD『Sunshine Groove』の対句にあたるCD。昔ほど目立っていない彼だが、このアルバムを聴くと改めて彼の実力に驚かされる。 バラードのベストアルバムとあって、聴いていると心が癒されるように感じるのは私だけだろうか。お勧めは「HIGHER SELF」と「水たまりの太陽」。この2曲は彼のバラード路線の重心とも言える名作と言って過言ではない。マキシシングルでも発売されているので、音質重視の方にはそちらもお勧めしたい。 中西圭三の心の優しさが満ち溢れた名盤中の名盤。ファンでない方にも是非お聴き頂きたい一枚だ。 |
清談 佛々堂先生 (講談社文庫) |
関西きっての粋なおっちゃん、芸術百般の目利き、佛々堂(ぶつぶつどう)先生が活躍する連作短篇集。佛々堂先生の、細工は流々、あとは仕上げをごろうじろ、とでもいった企みごとの仕掛けの巧妙さ、オチの清々しさに、これはよいなあと堪能させられました。
登場人物のひとりが、「なんときれいな遊びだろう。とても、普通のおっちゃんの出来ることではない」と感心しているとおり、佛々堂先生の企みごとの洒落ていること、ほうっと息を呑むものがあります。粋な動きをするからくり人形の所作に見とれてしまうみたいな、なんとも雅やかで深みのある魔法のような味わい。趣向を凝らした佛々堂先生の企みが、話のおしまいのほうで見えてくる、その華麗な彩りの絵模様に、毎度、うならされてしまいましたよ。 「八十八椿図屏風」の絵にまつわる謎のからくりがひもとかれてゆく「八百比丘尼」。桃の節句の雛祭り、佛々堂先生の洒落た心遊びを描いた「雛辻占(ひなつじうら)」。秋草の風景と、江戸の印籠の風流とが重なり合い、やがて夢幻の宴が蜃気楼のように立ち現れる「遠あかり」。山の恵みの素晴らしきこと、まさに秋の葛籠(つづら)の如し、とでもいった風情の「寝釈迦(ねじゃか)」。四つの短篇それぞれが、馥郁として香ばしい旨味にあふれた名品でしたねぇ。 文庫表紙カバーに採られた「鳥獣人物戯画」(部分)の装画がまた、本篇の雅味にふさわしく、洒落ているんだなあ。さほど期待しないで出かけた骨董市で、素晴らしい逸品を見つけた気分。 |
わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生 |
関西屈指の数寄者(すきしゃ)、佛々堂(ぶつぶつどう)先生。今日は東に明日は西、全国を行脚して回る彼の一番の楽しみは、趣向を凝らした遊びを仕掛けること。本書には、男女の縁をからめて、粋で楽しい芝居でも見るような話が四つ、収められています。
2007年4月号、7月号、10月号、2008年1月号の『小説現代』に掲載された四編。「縁起 春 門外不出」から始まり、「縁起 夏 極楽行き」「縁起 秋 黄金波」「縁起 冬 初夢」と続きます。 見かけは便利屋稼業のおっさんだけど、実際は、知る人ぞ知るずば抜けた風流人、佛々堂先生の人となりが魅力的ですね。身近にこんな人がいたら、「師匠、不肖の弟子にしてください」と、思わず頼み込んでしまいそう。古ぼけたワンボックスカーに乗って、先生と一緒に全国を旅して回る日々は、さぞかし得難い、スリリングな体験が出来るんだろうなあ。 収録四編のなかでは、格別、二番目の「縁起 夏 極楽行き」の話がよかったな。れんげ草のタネが、それからそれへと別の何かに変わっていく様は、まるで手品でも見ているかのよう。本書の表題にもなっている<わらしべ長者>の趣向の楽しさが、生き生きと描かれていたところ。素敵な逸品だと感じ入ってしまいました。 北森 鴻の「旗師 冬狐堂」シリーズとかお好きな方に、こんなシリーズもありまっせとおすすめしたい一冊。シリーズ前作に、『清談 佛々堂先生』(講談社文庫)。本書がお気に召したあなた、こちらもぜひ! |
鷲の驕り (ノン・ポシェット) |
随分前の作品ですが、久しぶりに読んでも楽しめました。
日本人を主人公にしなくても? とか突っ込み所がないわけではありませんが、なかなか従来の日本人の筆にはないスケールとスピード感があって、楽しめる娯楽作品だと思います。 USの特許法に詳しいわけではないので事実との乖離を確認する方法はないのですが、リアリティは感じますし、深刻に考えさせられずに楽しめる「日本人が活躍する国際諜報もの」を求める方には最適かもしれません。 |
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