ミレニアムゴジラベスト/伊福部昭 東宝特撮映画傑作集 |
伊福部昭氏の手がけた東宝特撮映画作品の代表的な30曲が、リマスタリングで見事によみがえりました。
これまでのCDより確実に音が良いうえに、モノラル音源を、技術的にステレオ化されており、音に広がりがあります。 収録作品も「ゴジラ」第1作の足音から始まり「メカゴジラの逆襲」まで(ここで止めているのも正しい判断)、 「ゴジラ」シリーズだけではなく「地球防衛軍」「宇宙大戦争」「海底軍艦」ほかの特撮作品も網羅しており、 タイトル曲やマーチのほか曲の配置のバランスも良く、これ以上はない選曲でまさにベストの出来で、おすすめです。 ブックレットでは、各曲の解説も収録、ジャケット・イラストは開田裕治の描き下ろしです。 |
LOST & FOUND 3 |
前回のLOST&FOUND2はソウル色の強いR&Bのコンピだったんですが
今回は一枚目同様オールHIPHOPです ただ今回は一枚目と違い全体的にアングラハーコー色が強いので 一枚目のようなメロディアスで聴きやすい内容を期待して買うと 肩透かしを食らうかもしれません とはいえ埋もれた傑作にスポットを当てるというコンセプトに恥じない かっこいい曲ばかりなのでかなりお勧めですよ〜 特に4曲目SHOW&AGのunderpressureは前から欲しかった曲なので 今回入れてもらえて嬉しかったです |
ハネケンランド~羽田健太郎 その映像音楽の世界~ |
劇伴ファンには待望のハネケンさんの作品集。映画・ドラマ・アニメと多岐にわたるジャンルの曲が収録されている。初CD化された曲も多く、刑事ドラマファンにとっては「刑事物語’85」メインテーマが感涙モノではないだろうか。ワタシはこの曲だけで購入を決めた。 |
巨人ゴーレム 新訳版 [DVD] |
断片的に目にした事はあれど全編に触れたのは今回初めて。作品の完成度がこれほど高いとは嬉しい驚きでした。 ゴーレムが完全な従者ではなく素朴な意志めいたものを有している点など、後発の同テーマ作が盲目的になぞっている感もある位で、偉大なオリジンに感服です。何と云っても文句なくゴーレムかっこイイ! 作中の倫理観やユダヤ人描写をあげつらうのは野暮というものでしょうが、一言だけ。「若者たちよ、いーのか ソレ?」(笑) 現在の観客には多少ストレスを感じる保存状態ですが、未見なら必見です。日本映画には直系の子孫もいることですしね。 |
フランケンシュタイン [DVD] |
怪物フランケンシュタインのキャラクターを知らないという人はほとんどいないと思いますが、この映画を見たという人はどのくらいいるのでしょうか。
1931年(昭和6年)の作品ではありますが、その完成度の高さに驚かされます。 特に怪物の悲哀に満ちた行動や運命(結末)に、何も感じないという人はいないでしょう。 中でも女の子(アニー)との無垢なやりとりには思わずぐっときました。 また、人が死体をつなぎ合わせて、それに科学の力で命を吹き込むという、 神に対するあきらかなる背徳行為は、当時の人々に大きな衝撃を与えたのではないかと予想されます。 (一番最初の葬式の場面に十字架にかけられたキリストが登場するというのも、そのあたりを暗示しているように思われます。) いずれにせよ、間違いなく見る価値のある作品だと思います。 まだ見ていないという方は是非見てみてください。 |
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ [DVD] |
第一期怪獣ブームの終盤に公開された名作です。ゴジラにいまいちのれなかった僕は大興奮でした。キングコングもいいですが巨大フランケンというのが何よりすごく西洋のモンスターと海彦山彦の民話をミックスした展開が最高です。サンダの顔がオリジナルフランケンシュタインを彷彿させて特にいいです。対バラゴンの彼と同一キャラらしいですが。すごく毛深くなってます。 |
ミラクルハウス フランケンシュタインの怪獣 サンダー対ガイラ 1/48 66式メーサー殺獣光線車 |
やっと満足のいくメーサー殺獣光線車が発売されました。暗い部屋でL作戦マーチを聴きながらスイッチをいれると感動します。細かいところなどが多く取り扱いには注意です。 |
フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1)) |
これは孤独なる者の物語であって、怪物小説ではない。
天才的頭脳を持ちながら、『怪物』を造ってしまったフランケンシュタイン博士。 その醜い容姿の為、誰からも愛されず、自分がいかに人を愛そうにも、それに他人が応えてくれない『怪物』。 そして、この物語の聞き手であるウォルトンも、孤独な面を感じる。 フランケンシュタイン博士に愛されたいが、拒否された怪物が徐々に心までも怪物になっていくが、それは哀しいまでの純粋に孤独で、愛を求めていた心…… デ・ニーロの映画で、「愛も無いのに何故作った?」のキャッチコピー。 これはまさしくこの物語の核心を突く言葉でしょう。 怪物の孤独が、胸に突き刺さる古典的名作です。 |
批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書) |
「フランケンシュタイン」一本で例示しており、批評理論から文学作品を
読み解く入門書としてはうってつけでしょう。 だが「批評」とは何かについての根本的問いが欠けているので、批評=文学 作品の方法論に基づく分析、というごく平凡な前提を刷り込む結果にもなっ ている。 |