バハムート ラグーン / Bahamut Lagoon (Super Famicom, 1996)
スクウェア・エニックス バトル・トラックス Vol.1 |
ファミコン・スーファミRPG好き世代に直撃のバトル曲集CD。
ゲームの曲は遊びながら何度も、曲によっては何百回と聴くので自然に耳に残っているものですね。 楽しく遊んでいた懐かしい記憶がよみがえってきて、良いCDでした。 しかし、疾走感あふれるバトル曲を次々と聴いていくCDとしては 15曲目の「妖星乱舞(FF6)」は不要だったように思えます。 この曲だけでも17分もあり、間延びして感じてしまいました。 もちろん、実際のゲーム中やFF6オリジナルサントラを通して聴く分には 決戦に向けて非常に盛り上がる曲なのですが・・。オムニバスCDとしては残念でした。 FF6からは代わりに通常戦闘曲・中ボス戦を入れて、 他の主要5タイトルくらいからも各1曲ずつ追加して全31曲にすれば 同じ69分収録でもだいぶ印象が違ったはずです。 ボーナス曲の七英雄リミックスはなかなか良かったです。 ハードなアレンジを期待した人には合わないかと思いますが、 原曲とは大きく変わった静かなピアノメロディーのアンビエントにより バトル曲で熱くなった頭と身体を冷やしてくれます。 |
バハムートラグーン ― オリジナル・サウンドトラック |
おまけの8cmCDに時代を感じる。
バハムートラグーンが発売してからもう十年になるんだなあ。 一つ一つの収録曲を聴くたびに、それぞれの曲にまつわる 物語が思い出されて、なんと言うか、ジーンときます。 ゲームをプレイされた方で、このゲームに思い入れが深い人は 是非聴いてみてください。 |
バハムート ラグーン |
攻略の要となるドラゴンの育成、思わず聴き入るBGM、良くも悪くも「お約束」とはかけ離れた展開、いやに生々しい人間ドラマ……このタイトルを語るのに欠かせない要素はたくさんあると思います。
が、 私が個人的に感動したのはストーリーとは直接関係が無いかも知れない演出の部分。 とにかく芸の細かさに驚く作品だと思います。 例えば戦闘において、敵は倒せば画面から消滅します。これだけならどこにでもある演出ですが、その消滅の仕方が凄い。とどめを刺した属性によって消え方が変化し、炎であれば燃えながら、雷であればぶすぶすと焦げながら、人の形を失くし、崩れ去っていく。考え方によってはグロテスクかもしれませんが、その表現は美しく、また「死」というものに対して漠然とではあるがいちいち考えさせられる。 フィールドで森に火を放てば火事になり、水を凍らせれば渡れるようにもなり(凍った上に人がいる状態で氷を溶かせば人が溺れたりもしますし)、山や建物は地震や雷で崩壊する。戦略の一要素という意味でも面白いシステムですが、これも深読みすれば戦争による環境への被害を考えさせられて興味深い。 深いです。 惜しいのは、セリフやモノローグに細かな誤字や脱字が多いという点でしょうか。 本来なら熱く燃える筈のキャラクターの見せ場やシリアスな場面でも、そういう余計なところで脱力させられてしまいます。 気にしなければスルー出来ますし、そこが和むといえば、そうなのですが(笑)。 |
バハムート ラグーン公式ガイドブック (ファミ通) |
各キャラの移動能力、主要キャラの簡易情報(敵味方関係なし) ドラゴンの進化の方法から系譜、そして隠しドラゴンの情報 各マップの固定砲台の射程、BOSSの注意点からお勧め戦法 敵キャラの詳細な情報およびアイテムランク アイテムの能力からドラゴンに与えたときの効果など 袋とじには、アイテムのありかからなにまで、至れり尽くせりですよ |
バハムートラグーン (ファミ通ゲーム文庫) |
SFC版ゲームのノベライズ版です。 ノベライズ版はある意味「世界が壊される…」というものが多いですが、是は本当に成功していると思います。 表紙イラストは美樹本晴彦さんによるサウザーとパルパレオス。 |
バハムート ラグーン―カーナ騎士団 (ファミ通ゲーム文庫) |
SFC版ゲームのノベライズ版です。 「思い出の教会」迄の話なのですが、あの世界観をとても上手く表現されていると思います。 ノベライズ版はある意味「世界が壊される…」というものが多いですが、是は本当に成功していると思います。 表紙イラストは美樹本晴彦さんによるビュウとヨヨ。 内容はラッシュ視点のカーナ騎士団。 三人とビュウとヨヨの出会い等も描かれていて、とても面白いですよ。 |