プリズム/空の欠片 |
たまたま見ていた「電脳コイル」で耳にして聴き入りました。
「空の欠片」は今年聞いた曲の中でも秀でています。 彼女の曲が来年さらに耳に触れる機会が増えそうで楽しみです。 |
電脳コイル サントラ音楽集 |
ディスク2枚(それぞれ19曲、40分弱。計75分程)で構成されています。
楽曲ですが、「電脳コイルらしい」曲を期待していると結構裏切られたりします。 全体的には素晴らしいと思いますが、なんだか、作品のイメージと違うような曲が多いのです。 私は特にゲーム好きではありませんが、RPGゲームを連想させるような「勇ましい」感じの曲が目立ちます。 例えをあげますと、 DISC1『鳥居の町』はタイトルからして日本風かと思ったら、RPGでよくある町やフィールドを歩いているような感じを連想させます。日本というよりヨーロッパの町みたいです。 DISC1『暗黒の街からの脱出』はエヴァ出動、といったような雰囲気(笑) いちばんイメージ違うなーと思ったのが、 DISC2『電脳都市』。ラストを飾る曲です。 タイトルから、テクノっぽいような、いかにも「電脳」な感じを期待していると、見事に裏切られます。 まるで、勇者が城に凱旋した・・・といったイメージ。この曲だけ聴いたら「これ本当に電脳コイルのサントラ?!」とビックリするでしょう。 でも、何度も聴きたくなるような美しい曲がたくさん収録されてますので、「電脳コイル」が好きでサントラ系CDも好き、というなら満足できるでしょう。音質も良いです。 |
プリズム/空の欠片(初回生産限定盤)(DVD付) |
「Lunar soup」以来、2年越しでメジャー復帰を果たした池田綾子の最新作。
メジャー復帰と同時にいきなりTVアニメ「電脳コイル」主題歌に抜擢され、 今まさに再び跳躍の時が来た!ということを自他共に認めている瞬間なのかもしれません。 ですが今回のシングル、インディーズシングル「星降る森」に比べますと、 かなり手堅くまとめられていて、彼女の持ち味が発揮しきれていない印象を受けました。 そもそも自身の曲で、ドラマ以上のドラマを、アニメ以上のアニメを造りだせるはずなのに、 第3者的な映像イメージと彼女の曲を結びつけること自体、イレギュラーな事なのかなと。 それでも今はただ、新たな舞台に立った彼女が何かを感じ得て、 今一度、一歩先に歩み出ることを期待したいと思います。 |
電脳コイル 第6巻 通常版 [DVD] |
NHK教育アニメ「電脳コイル」第15〜17話を収録したDVD6巻です。
目に見えないデジタルデータを当たり前の存在として 日常空間に具現化させた着眼点の面白さが素晴らしい作品です。 物語がSFチックな世界観では無く、どこにでもある住宅地や ご近所の町の片隅で子ども達中心に繰り広げられるため、 へたなSF作品よりずっと未来予知を見据えた現実味の強い点に感心させられます。 (総合5/10点) 第15話「駅向こうの少年」★★☆☆☆4/10点 4423と優子の記憶の欠落とは?断片的にかつての思い出を 紐解く謎解き、真相解明劇に近いため、若干退屈な感じがします。 起承転結あるものの、面白さはあまり無いため、繋ぎ程度に観ておくのが吉 第16話「イサコの病室」★★★☆☆5/10点 他人を拒絶し、孤立している天沢勇子の真相が明らかに。 ダイコク病院、図書館、交通局と3者3様にその謎が序々に瓦解していく 様相にのめり込みます。電脳が現実を侵蝕する事実が人間不信を生み出す 無常さをさりげなく捉えている点にも要注目。あと盗み撮りはいけません。 第17話「最後の夏休み」★★★☆☆6/10点 ヤサコの優しさに真摯に応えるも、未だ拭いきれぬ罪の意識に苛まれ、 切実で辛い彼の想いが伝わる物語です。路上での決戦も久しぶりに爽快で、 もはや待ったなしの展開に目が離せません。他人の辛さは自分のよりずっと重い。 優しすぎる彼の人柄とその危険性が抜きん出た仕上がりです |
電脳コイル 第7巻 通常版 [DVD] |
NHK教育アニメ「電脳コイル」第15〜17話を収録したDVD7巻です。
目に見えないデジタルデータを当たり前の存在として 日常空間に具現化させた着眼点の面白さが素晴らしい作品です。 物語がSFチックな世界観では無く、どこにでもある住宅地や ご近所の町の片隅で子ども達中心に繰り広げられるため、 へたなSF作品よりずっと未来予知を見据えた現実味の強い点に感心させられます。 (総合5/10点) 第18話「異界への扉」★★★★☆7/10点 ある人は愛しい兄のために。ある人は大事な友人のために。 そしてある人は亡くなった少女のために。 人の想いの強さと心の弱さが染みる物語です。 ミステリアスホラーのような都市伝説を目の当たりにする驚きと 電脳世界の現実への侵蝕に緊張感が高まり、目が離せませんでした。 第19話「黒い訪問者」★★★★☆7/10点 停電で、逃げ道無し、排除不可、京子の電脳体の消失の危機など まるで窮地に追い込まれたホラーゲーム感覚にゾクゾクさせられました。 ほぼ、優子の自宅のみという暗い閉鎖空間での閉塞感、圧迫感をも感じさせる 恐怖の演出が冴え渡っていました。平成生まれはダイヤル式電話を知らないんだ・・・ 第20話「カンナとヤサコ」★★★☆☆6/10点 電脳世界からの脱出の窮地と彼女達と、彼女への想いが深まる 非常に「アナログな」(情深い)仕上がりになっています。 後戻りできない物理フォーマットの壁に挑むその姿からは 打算も妥協も暗躍も感じません。互いを想う気持ちが通じ合い、 三つ巴の協力体制の激しさと刹那の緊張感にのめり込みます。 やや説明が長ったらしいですが、「電脳コイル」の真相が明らかになる点も 見逃せません。 |
電脳コイル 第8巻 通常版 [DVD] |
NHK教育アニメ「電脳コイル」第21〜23話を収録したDVD8巻です。
目に見えないデジタルデータを当たり前の存在として 日常空間に具現化させた着眼点の面白さが素晴らしい作品です。 物語がSFチックな世界観では無く、どこにでもある住宅地や ご近所の町の片隅で子ども達中心に繰り広げられるため、 へたなSF作品よりずっと未来予知を見据えた現実味の強い点に感心させられます。 (総合7/10点) 第21話「黒いオートマトン」★★★★☆8/10点 夏休み後の新学期。嵐の後の静けさを打ち砕く 4423真相解明劇に驚かされました。自分を捨てて真摯に尽くした彼女を ひたすら孤独に、奈落に突き落とす悲しき「道化」っぷりに胸が痛みます かつていじめられる人間を鼻で笑った彼女への批判、皮肉にも感じられました いくら気丈に振舞っても彼女も一人の女の子なんですよ・・・ 第22話「最後のコイル」★★★★☆7/10点 近いようで遠かった二人の共同戦線。号泣する彼女を優しく、静かに 包み込むもう一人の彼女との触れ合いと微妙なギクシャク感の演出が見事です。 ダム決壊の如くあふれ出る真相の波には終始圧倒されっぱなしでした。 自分の非力さを知り、誰かを助け頼ろうとする姿に心機一転、成長の兆しを 感じさせられました。良い意味で視聴者置いてきぼりの逃亡劇の勢いにも溜息 第23話「かなえられた願い」★★★☆☆6/10点 フォーマットが進む大黒市。ITに疎い人には難解な言語の連発ですが、 希望にすがり、身を焦がす彼女の捨て身の姿が悲しく映り、切ないです 特にエレベーター内外の通話場面では他人を大事にしたいからこそ拒絶し、 関わり合いを避ける不器用な優しさをさらに研ぎ澄ましています。 本当は・・・友達が欲しかったんでしょうね |
電脳フィギュア ARis (アリス) GTE_AR_001 |
どうしてソフトをCDやDVDで供給しないのでしょうかね?
セットアップ、ソフト、ID認証、これらを全てネット上から行うので重い重い。 20回くらいトライしてもダメ。結局朝方空いてる時間に落しました。 せめてミラーサーバを置くなりしてほしいです。 はたして発売日にアリスちゃんに出会えた人はいるのでしょうか? ^^; 実際に起動してみるとなかなか面白いです。ツンツンしたり、着せ替えたり、ほっとくと 勝手に歩き周るし。まさに電脳フィギュア。 ただ、反応が鈍いし、CPUもかなり消費するので常駐させておくにはちと無理かもしれません。 この辺は今後の課題でしょうか? ちなみに、Vista環境でロジクールのQVP−61SV QCAM−200Vで 動作確認をしております。 発想自体は面白いのですが、もう少しやりようがあったのでは?と思います。 |
電脳コイル ビジュアルコレクション |
「ビジュアルコレクション」というタイトルは内容を正確に表しているとは思えません。ありていに言えば「原画ラフ画コレクション」です。
part1「版権イラスト」part2「本編原画」part3「絵コンテラフ」の3部構成ですがそのほとんどは「本編原画」で構成されています。 捨てられる(もったいないですね)原画から総作画監督の一人井上俊之さんがチョイスし多々あった名シーンの数々が掲載されています。 惜しむらくはそれで終わってしまっていること。素人のファンにぽんと提示されただけでは「その作画のすごさ」が理解できません。できればいくつかでもいいので作画者のコメントなどがあればと思います。原画自体のメモも縮刷が小さすぎて読みにくいものや読み取れないもがあり残念です。 前後のpartは取って付けたようなものでありがちな色づけとしか思えないものです。どうせなら版権イラストをコンプリートする位の意気込みがあってほしかったです。 出版社の依頼で仕方がないから作りました、という感じが伝わってくるのが本当に残念。 |
電脳コイル企画書 |
随所で言及されながらも、なかなか全貌が明らかにならなかった電脳コイルの初期形「企画書」が遂に出版されました!正直、これを見る機会があるとは思っていなかったので嬉しい。
内容は、磯監督直筆の企画書・約30頁、企画書から変更された設定等の解説20頁、「もうひとつの物語」と題された脚本草案が30頁、合計で80頁になります。フルカラーではありますが、ページ数からも分かるとおり、そんなに厚い本ではありません。電脳コイルが好きで、初期設定を是非知りたいと言う方は楽しめる内容だとは思いますが、そこまででもないという方はご一考を。 「企画書」なので設定のごく一部しか紹介されていないのでしょうが、それにしても完成した作品とはずいぶんと違っていて驚きます。まず、各話のあらすじを見る限り、これはヤサコとイサコの物語ではない。さらに、高い電脳スキルを持つヤサコ、おとなしい少女フミエ、脇役のハラケン、ヤサコに見捨てられたデンスケの末路(泣けます)など、アニメ版を観た後では驚くしかない設定ばかりです。 他にもココイルとダディ(このままでは放送禁止だったに違いない)、ムキムキのサッチーなど変わったものが色々載っています。面白いけれど怖い一冊でした。 |
電脳コイル〈7〉 (トクマ・ノベルズEdge) |
本作も小説オリジナルの展開になっている。
観音小<三人組>はイサコ、ヤサコと対決しようと廃ビルへ。行方を隠して いるヤサコ。はざま交差点に赤い柱が立つ・・・。 8年前の事件の猫目、信彦、由史、玉子とイサコとの関係は? 飯島聡子とは 誰? と今後も期待十分。 |