「セクシーボイスアンドロボ」オリジナル・サウンドトラック |
僕がこのドラマに夢中になった原因のひとつに、使用されるこれらの楽曲の素晴らしさにあったことは否めない。印象的な主旋律が時に激しく、時に優しく、また悲しく見事なまでにフィーチャーされている。それはあのルパン三世のテーマにも匹敵するほどだ。またMAXロボのテーマなど遊び心にも溢れ、セクロボらしさをアルバムとしても演出している。ドラマを見たことない人も、是非聴いて欲しい一枚だ。 |
セクシーボイスアンドロボBOX [DVD] |
とにかく見てください!!!
何やらB級であやしげなタイトルだとか、作品紹介見て「漫画でスパイもの?子供じゃないんだから…」なんて思ってしまいがちですが、それは誤解です。確かに話の展開は非日常的で漫画チックですが、描かれているのはとても身近で誰もが共感できる、懐かしくて切ない人間ドラマばかりです。 泣けました。 最近すっかり映画界の花形になってしまった、松山ケンイチさん主演の作品にしては、内容も評判も地味かもしれませんが、私は「デスノート」よりも「デトロイト・メタル・シティ」よりもこの作品が好きになってしまいました。 それは松山さんが演じたキャラクターだからではなく、ドラマの内容が良かったからです。 もちろん、キャストも皆さん素晴らしかった。ドラマのテーマを余す所なく表現できる方達ばかりで、だからこそこんな素敵な作品に仕上がったのだと思います。 最終話、ニコとロボが離れてしまったのがとても切ない。 何があったわけでもない。会おうと思えばいつでも会えるのに、なぜか会わない。会えない。 出会いと別れは偶然であり必然でもあり…言葉にすればこんなにも陳腐だけど、本当にそうだと思うので胸が苦しくなります。 作品との出会いも同じですね。 正直、タイトルだけ見た私の感想は冒頭のとおりでした。つまらなそうだけど松ケンだし見ておくか、みたいな(笑)。「デスノート」でLにはまり、それがきっかけで松山ケンイチさんの出演作を追いかけてきて、こんな素晴らしい作品にめぐり会えるとは本当にラッキーでした。 でも、役者さんはいろんな役をこなしていくけど、同じ役にもう一度戻ることはできないんですよね。演じた時とは年齢も違えば体形も微妙に変わるし、第一人間としての経験や年輪が変わるのだから、完全に同じ役を同じように演じることはできないわけで…そう考えると、映画やドラマは一瞬の花火のようなものでしょうか。 生身の人間だから誰しも時とともに何かしら変わっていく。演じる側も見る側も。 もう、あのロボには二度と会えないのですね。 ロボに会いたいです。ロボをもっと見ていたかったな。 |
セクシーボイス アンド ロボ vol.4 [DVD] |
どの話も笑ったり泣いたりして本当に楽しい作品だなぁと、思います。 それだけにあの終わり方がなんか少し寂しい気がして… 個人的にはもう少し楽しく賑かなラストにして欲しかったです。 |
セクシーボイス アンド ロボ vol.1 [DVD] |
★5つなのに何故かって?言うまでもなく単品だからですよ!単品買ってそれで満足できるわけがない!必ず続きを見たくなるし、全話見ないと気が済まなくなるからですよ!このドラマは!買うなら俄然BOXをお薦めします! |
セクシーボイスアンドロボ 2 (2) (BIC COMICS IKKI) |
「今救えるのは、宇宙で私だけ」と駆け出していたの1巻のニコ。彼女に転機が訪れる。彼女の活躍によりしくじった殺し屋・「三日坊主」が、依頼者に始末されたのだ。それを知ったニコは、自分のいる場所を初めて悟る。彼女の言葉を借りればすなわち、「地獄」。・・・屋上らしき所のフェンスをぎりぎりと握りしめる。軽やかに駆けていた二本の足は、地面を固く踏みしめる。怒りに震え、動けなくなる。
それでもなお、前に進むことを決めたニコ。彼女を後押ししたある老女の言葉、「意志でなく、才能が行く道を選ぶ。そういうことがあると思うのよ」 こんな言葉に感応する14歳の強さに、グッとくる。 本作が中断したような形になっているのはつくづく惜しい。 |
セクシーボイスアンドロボ1 (BIC COMICS IKKI) |
尻切れトンボの感もある全2巻だが、セリフ回しにせよ構図にせよストーリーにせよ、やはり黒田の才能は凄い。 冗長な説明を省く作家なので、上辺だけ取れば「単なる雰囲気モノ」に見えるかもしれないが、三日坊主や元スパイのおばあさんとのやり取りを見れば、そうでないことは明らかでしょう。 しかしドラマとは全く違いますね(笑) |