アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ヘイリー |
思春期と呼ばれる成長期のある一瞬の輝きを感じさせるような比類のない歌声でした。このヘイリーの魅力ある透明な声も、まさしくその美しさに煌いていました。
ビブラートは少なくピュアな美しい高音はどこまでも伸びやかに響いていました。 収録されている彼女の14曲全曲ともその印象を持ちましたが、有名な曲を聴きますと、ヘイリーの特質がよく理解できるようです。透明感のある声ですし、軽やかさに満ちており、力強さという点では物足りないですが、天使の歌声という形容にはピッタリだと思いました。 ヘイリーのピュア・ヴォイスという特質を活かした「ベネディクトゥス」は、荘厳で厳粛な雰囲気がよく表現できていました。 「モーツァルトの子守歌」ではお手本のような端正な歌声を聴くことができます。 エンヤの歌でヒットした「メイ・イット・ビー」もステキですし、ケルティッシュ・サウンドを感じました。この不思議な魅力は他のミュージシャンにはなかなか聴くことのできない領域に達しています。ノン・ビブラート唱法もその魅力を曳きたてているのでしょう。 アンドレア・ボチェッリとのデュエット曲「誰も本当の愛を知らない」は、2声を重ねただけですから、もう少しデュエットらしい編曲なら良かったのにと思いました。 この中では、ジョニー・ミッチェルの曲で、ジュディ・コリンズの歌声でヒットした「青春の光と影」が異色です。フォーク・ソング初期の名曲をストレートに上手く歌っています。 「アメイジング・グレイス」から「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」まで有名な曲ばかりですので、声楽曲が苦手な方にも聴きとおしてもらえると思っています。 |
ファイア(初回生産限定特別価格盤) |
正直ソカを聴くのは初めてでしたが、
すごくダンサブルで情熱的でした。 だけどどこか哀愁漂う感じで...。 真夏というより初夏の今、終わった夏を 懐かしむ感覚で聴けるしっかりした仕上がりに なってると思いました。 発売時期も考えたのかな。 |
ストリップ・ガール [DVD] |
多分米国のケーブルテレビか何かの番組をそのままパッケージしたDVDだと思う。そういう雰囲気が楽しめる。 出演ショーガールへのインタビューもあるが、徒に長くはなく、文字通りの“一言”という範囲で、次々とステージの様子が観られる。 なかなか楽しいが、60分があっという間に終わってしまう感じもする…それだけ見入ってしまうということでもあるが… |
トミカ トミカリミテッド 0088 レクサスGS430 |
レクサスGS430、旧アリスト、走ってるの見たことありませんが、レクサスショップにピカピカ光って置いてるのを最近見ました。ボリューム感がありますが、スピードも出そうです。
通常のトミカとの一番の違いは、走り、滑らかで、静かです。また、タイヤにトレッドパターンが刻まれ、ホイールも少し凝っていて、シルバーの縁取りがあり、車体裏がツートンなことでしょうか。 |
レクサス~完璧主義者たちがつくったプレミアムブランド |
今年の8月末に日本でも導入されるLEXUSブランドの北米でのサクセスストーリーが語られています。 ドイツ車に占められていた高級車市場において、LS400(日本ではセルシオ)を始めとした高品質な製品と顧客満足度の高いサービス、そして在庫を最小限にすることによってディーラーに負担をかけないことを徹底することで、北米の高級車市場で成功していく様は読んでいて小気味よく感じました。 一方で、日本への導入は、今まで日本にはなかった高級車販売、カスタマーサービスを持ち込むといわれています。 全体は読みやすい構成になっています。日本人としても誇らしく思いながら読み進めることが出来ます。 |
レクサス0点ランエボ100点―間違えっぱなしのクルマ選び〈2007〉 |
2004年に始まったこのシリーズも今年で4年目。
昨年からサブタイトルが前面に出るようになり、今年は 「レクサス0点ランエボ100点」と来た。 これからも分かるように、テリー伊藤と清水草一という個性的なお二人が、 対談形式で好き放題のクルマ論を繰り広げる、というのが基本的な骨子である。 俗っぽい比喩を交えた二人の言いたい放題は、単にクルマ論を超えた 世相の域にまで達し、読者の共感と笑いを誘う。 クルマの性能・品質が格段に向上した現在、もはやどれを選んでも 「完全に間違えた」という選択はなくなりつつある。 そんな現代においては理詰めの実用的なバイヤーズガイドの意味は薄れつつある。 評論が、趣味嗜好に基づいた”楽しみ”を軸とする方向に行くのも自明かと思える。 そう考えた時、この「間違えっぱなし」というタイトルも、単にパロディに留まらない逆説的な真実を帯びてくる。 当初異端に見えたこのシリーズも、一般に受け入れられる素地は十分にあったという事だろう。 徳大寺氏のシリーズが昨年終了となり、現時点ではそれに代わる定番になりそうな勢いである。 「間違いだらけ」から「間違えっぱなし」のクルマ選びへ。 時代を如実に反映していると言え、奇妙に感慨深いものがある。 |