キッズステーション アニメ「なるたる」サウンドトラック |
『なるたる』というSFファンタジーアニメを知ってる人には待ちに待ったCD。 まったく知らない方には仮想空間を旅する時のBGMに必携の1枚。 元気印のテーマソングや独特の世界観を持った全30曲の音楽達に、きっと魅了されますよ。 |
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.1 |
私は原作を読んでおりませんが、新しい視点でのアニメで面白かったです。
<良い点> ・パラレルワールドを分かりやすくストーリーに織り交ぜて、テンポ良く進む のと、生への問いかけを投げかける見ているだけで哲学している気分になる。 ・大人でも楽しめる、欲望丸出しのようないやらしい要素が盛り込まれている。 ・全話を一気に見れる作品は久しぶりで、単純に面白い(私は飽きなかった!) 人生1度きりって言葉を思い出させてくれる作品だと思います。 ・原作を読んでみたくなりました。 <悪い点> ・少しばかり都合の良い場面と、健全な子供には見せたくない痛痒い場面がある。 ・ロボットにする必要があったのか理解に苦しむ。 地球上で戦う必要があるのかも分からない。 ・勘の良い人は原作を読んでいなくても、序盤(2〜3話)でストーリーが 分かるかもしれないだけに、世界中の力が結集して欲しかった。(幻魔大戦みたいな) メンバーの決まり方が、引っかかったお客みたいで残念。 ・全60話くらいにすれば、搭乗者以外の仕掛け人に至るまでの抗争で話が広がった かもしれない。。バトロワで終わった感が否めないのと、政府の存在が紙っぺらのようで あった。別の世界では神である存在に戦いを挑んで欲しい。 <総合評価> 大人でも見ごたえは十分あると思います。当然、見る価値もあります。 |
なるたる 11 (11) (アフタヌーンKC) |
前巻の終わり方、今巻の表紙から誰もがシイナは死に、乙姫と化したと想像する事でしょう。バレになるので詳細は伏せますが、取り敢えずシイナは存命。そして須藤、涅が遂に動き出します。 人々の前に姿を現した竜や乙姫達。飛び交う核。物語が救いの無い終焉に向かうのが推測出来る半面、鬼頭先生がどうやって最終話を纏めるのか期待と不安が大きくなる巻です。 細かい話では、結局何も為し得なかった宮子、思わぬ形で再登場する明の母、本木航空、復讐を果たした鶴丸。此の辺りが見所でしょうか。シイナの友人や鶴丸の友人(?)等、人間味に溢れる登場人物に魅力を感じ、同情する機会が多い巻かもしれません。"心温まる良い話"とは対極に近い陰鬱な話ではありますが… 次巻、遂に最終巻です。 |
なるたる 12 (12) (アフタヌーンKC) |
この『なるたる』、正直なところ、僕には評価し難い作品です。
これは、良いか悪いかで言ったら、悪でしょう。僕はそう思います。 問題のラストシーンなぞ、エヴァンゲリオンを思わせるところもありましたが、あれと比べることは出来ません。なぜならなるたるの起承転結には、作者の思想が一貫してあり、その上で結の部分には、答えがあります。これは単なる差ではなく、決定的な差だと思います。 三島由紀夫は、世の母親たちが、子供の教育のために例えばモーツァルトのような高尚な音楽を聴かせたがるのに対して、「芸術こそ毒である」と書きました。 彼は、芸術とは高尚になればなるほど、毒であり、危険だと書き残しています。 この作品を諸手を挙げて賞賛する事なんて出来ない話です。 しかし、これは現代の漫画を見渡したとき、類をみない高尚な芸術だと思います。ゆえに星5つをつけたいと思います。 |
なるたる―骸なる星珠たる子 (2) (アフタヌーンKC (197)) |
黒の子供会、宮子、シイナの母・玉依博士、ひろちゃん…徐々に役者が出揃ってきた感があります。 この巻で黒の子供会の一人がお亡くなりになります。他の漫画なら「敵の一人を倒した!」となる訳ですがそこはやはり既存の漫画とは一味違います。まぁ、この内容は今巻よりも寧ろ次の3巻で嫌と言う程描写される事になる訳ですが。 "竜"の正体についての記述も見られます。尤も、この時点では玉依博士の一見解に過ぎないのですが、参考にはなります。 そして、父はピンチです。果たして生き延びられるでしょうか… |