KshrHrk - Onnanoko Kibun 1988
歪んだ王国 |
明るい曲や、希望を見出すような歌に疲れてきたため興味をもったアルバムですが、期待通りぴったりでした。
ヘビメタやハードロックなどの激しさは決してないけれど、静かな曲、コミカルな曲と一緒に流れる歌のお姉さんのような(当たらずしも遠からずですが) 優しげな声は、安らぎや希望を歌っているわけではなく、むしろ底冷えするような静かな狂気を歌っていてそのギャップがまた不気味でいいです。 最初の「王国」は狂おしい執着と、それに付随する愛を歌っているのかと思えばそれは偽りだったり、「落ちてきた少年」は楽しげな曲だと思って聴いていると、深読みして見方を変えれば狂気的な妄想の産物だったり。 と、派手な演出とグロテスクな画面で圧倒するハリウッドのホラー映画より、シンプルな演出と不気味な雰囲気でひたひた押し寄せる恐怖の、和製ホラー映画のような作品です。他にもCoccoが好きな人は一度聞いてみてはいかがでしょう? ただ歌詞カードの文字が手書きで、しかも文字が小さく読みにくかったため星4つとします。 |
姫ちゃんのリボン (5) (集英社文庫―コミック版) |
魔法の国で出会ったポコ太のガールフレンド、ピンクがひょんなことから人間界で行方不明になってしまった。ピンクはカミルの作った魔法の睡眠薬で眠らされており、ピンクを目覚めさせるにはカップルの力が必要とされる。カミルから事情を聞いた姫ちゃんは、ピンクを探し回る。やっと見つけたピンクは、何と姫ちゃんの担任の五利先生の娘、重美ちゃんが持っていた。・・・ いつも姫ちゃんや大地に手を焼かされっぱなしの五利先生の家族が登場するのも楽しいです。ピンクを取り戻すための姫ちゃんの行動、その勇気には本当に圧倒されました。クリスマスが近い時期ということで、大地にプレゼントしようとする場面もあって、時には女の子らしい一面も見せる姫ちゃんの恋にこちらもドキドキしてしまいました!。 番外編の『ベビーシッター・パニック』も楽しく読めました。赤ちゃんのお世話に四苦八苦させられた方は、とても共感できると思います。 |
姫ちゃんのリボン (6) (集英社文庫―コミック版) |
です。まさに いろんなトコで笑い、泣き、感動…これは本当に素晴らしい作品です。 6巻には番外編も3作品収録されてます。ポコ太との友情には胸がいっぱいになりました 番外編で姫ちゃんがいろんな人に変身する話があるんですが、最後の変身のトコがなんだかツボにハマり笑ってしまいました。 いまの少女漫画ではもうあまり見られない、純粋な、夢を与えてくれる魔法のお話 10年経ったいまでも素敵な気持ちにさせてくれます。 |
姫ちゃんのリボン (3) (集英社文庫―コミック版) |
姫ちゃんの変身の秘密を知った日比野さんは、雑誌記者と一緒に決定的証拠をつかむための計画を立てる。・・・ この3巻は、本当にドキドキの連続。日比野さんの誘いが罠だとも知らずに公園へ向かう姫ちゃん。水晶玉で見ているエリカと一緒になって「行っちゃダメ!」とハラハラしながら読みました。個人的には、この3巻からのストーリーが大好き。それまでは、姫ちゃんが考えなしにリボンを使って騒動を巻き起こして、「もう、姫ちゃんは何やってんだろう」と半分呆れてしまったのですが、この辺りから姫ちゃんは成長していきます。相変わらず向こうみずな姫ちゃんではありますが、姫ちゃんの勇気や優しさが存分に発揮されています。また、姫ちゃんが自分の本当の思いに気づく場面もあって、じーんとさ㡊??られてしまいました。 巻末には、作者の水沢さんによる「ポコ太秘話」が紹介されています。最初はライオンっぽかったポコ太が、なぜあの愛嬌ある真ん丸な顔になってしまったのか!?雑誌をリアルタイムで読んでいた頃から気になっていた疑問が、この「ポコ太秘話」でついに解明されました。 |
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