Eyes Wide Shut - Theatrical Trailer
スタンリー・キューブリック DVDコレクターズBOX |
スタンリー・キューブリックは大ヒット作は無いが、映画の歴史に名を残す作品を数多く残している名匠である。 ”2001年宇宙の旅”だけが一人歩きをしている感は否めないが、”フルメタルジャケット”や”時計じかけのオレンジ”のように、何十年の時も経た今見ても、その独創性・芸術性は他の追随を許さないものである。 あえて”ロリータ”や”博士の異常な愛情”など物議を醸す作品を撮りながら、その一方で”バリー・リンドン”のような美しい映画を残している。 どの作品を見ても、カメラマン出身のこだわりがいろいろなカットに現れている。 同じ題材を2度と扱わないという点においても、映像作家としてのこだわりも感じる。 DVDの鮮明な画面を通すことで初めて、キューブリックが描いていた映像をスクリーン上で実現出来るのだ。 巨匠は世界に数多くいるが、駄作が一つも無いのは、キューブリックただ一人であろう。 題材・ストーリー・映像・音楽・主張、全ての点において 全ての作品に文句のつけようが無い。 強いてあげれば、”アイズ・ワイド・シャット”が遺作というのは有吉佐和子っぽくていただけないのだが。 20年前と変わらないのだが、尊敬する人の名前を聞かれたら、躊躇無く”スタンリー・キューブリック”というであろう。 |
アイズ・ワイド・シャット |
スタンリー=キューブリックという人は映画において音楽というものの重要性を知り抜いていたか、もしくはセンスだけで音楽を配していたかのどちらかではないかと思います。 とにかく、「えっ?ここでこんな音楽」「うわ、やられた」「それって……失敗だろう」などなど映画音楽だけでもこれだけ突っ込みどころの多い人です。 映画の出来不出来にかかわらず、独自の路線を渡りきった人でした。 とにかく、ムシカ・リセルカタ2によるピアノの単音が奏でる不協、ワルツ2など曲を聴くだけでぞくぞくします。 しかし、一番の聴き所は「バッド・バッド・シング」でしょう。 映画の中のある部分、ほんの1分強しか使われて!いないながらもこれほどこの映画のもつ嫉妬や妄想、破壊的衝動や恐怖を表している楽曲を配するだけでもキューブリックは凄いです。 映画全体の評価は様々でしたが、サントラとしては歴史に残る出来だったと思います。 |
アイズ ワイド シャット [DVD] |
意味不明な映画なんだけど、なぜか最後まで見ることができた。不思議な魅力はある。ただ、なんといってもキューブリック監督が完成する前になくなってしまったのだから、これは未完成品である。夏目漱石の『明暗』みたいなものか。もし、監督が最後まで指揮をとれたなら違った作品になっていたかもしれない。それでもわけわかんない映画だったかもしれないけど。 |
アイズ・ワイド・シャット【字幕版】 [VHS] |
ん~この映画、ナカナカですね。 停滞気味の夫婦や恋人と一緒に見ると良いでしょう。「最近、刺激がなくなったのよね~」とか友人に愚痴っているのなら、パートナーと一緒に見ましょう。 夫婦とか恋人とか、時間がたてば、そりゃすっかり馴染んでしまうでしょうが、もういちどオトコとオンナ、むしろもっと本能的なオスとメスに戻って、互いを欲してみましょうか。 これが、キューブリック最後のメッセージかと思うと感慨深いァ?のです。基本的には、生物学上のオスとメスしかこの世にはいませんから。 |
アイズワイドシャット (スクリーンプレイ・シリーズ―名作映画完全セリフ集) |
映画のセリフなので普段ネィティブガ使う表現が満載です。注釈に細かく英語表現の解説が載っていて分かりやすいです。セリフ集と言っても、普通の小説のように読めます。 アイズワイドシャットは、さほど難しくない会話ですし、構成が見易いので購入して良かったと久しぶりに思えた1冊です。 映画を観ながらリスニングの勉強も出来て、楽しみながら学習できます。レベル的には中級~の方にお薦めです。 |
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