医者に頼らない! 糖尿病の新常識・糖質ゼロの食事術 かまいけ式でスローエイジング! |
帯にある「朝ごはんを抜けば若返る!」が気になって購入しました…が、
読み終えて、自分の食事観がすっかり変わってしまいました。 正直興奮して、その勢いのまま初レビューします。 一日三食、朝ごはんは大事、三大栄養素をバランスよくとかいう 今までの常識をことごとく理論的にくつがえし、 糖質がいかに体に悪く、結果老化を進めるかが、わかりやすく書かれている。 よくあるトンデモ本のようだけど、理論的な破綻もなければ、 データもしっかり掲載されていて、個人的には信じられる内容でした。 本書では、この説を認めているのは、まだ一部の医師や学者のように書かれているけど、 砂糖や牛乳が体に悪いといわれたり、糖質ゼロのビールが開発されたりという 状況をみると、もっと多くの専門家が気づき始めているのではという気がしてくる。 ただ、声高に糖質が悪いというには、 それを含んだ商品が多い=開発に携わる人が多い=経済への影響が大きいと 思っているからではと勘ぐりたくなる。 この説が常識となるには、世界が変わらなければならない…… そう思わされてしまいます(トンデモ本の雰囲気ですね)。 この本で唯一難点をあげるとすると、この説をもとに行う食事術。 それは、 ・糖質は摂らない ・食事は一日夜の一食だけ というもの。正直厳しい…。 白いご飯に、ラーメン、パスタ、ピザ……と 自分の食べたい物の筆頭にあがるようなものは一切食べられない。 肉や魚はお腹いっぱい食べてもOKというのは救いだが…。 こういう思いにとらわれること自体、糖質がいかに麻薬性を帯びているかの 証明でもあるけれど、なかなか誘惑に勝てる自信はありません。 ただ、実際に糖尿病に苦しんでいる人、メタボな人は、 一度試してみる価値があるのではと思う。 すべてを欲望のままにしていて病気は治らないものだし、 治す気があるのなら、どこかで大きな決断をする必要がある。 糖尿病の人たちならば、それが「糖質断ち」というだけのこと。 自分は糖尿病でもメタボでもない(多分)から、 一日夜の一食だけチャレンジしてみようかと思う。 少なくともそれだけでダイエットには効果的なはずなので。 効果が見られたら、本格的に「糖質断ち」。 果たしてスローエイジングとなるかどうかは、 長生きしてみなければ、結果はわかりませんけど(笑) |
世界で一番売れている薬 |
メバロチンは、高脂血症治療薬であり、
三共(現・第一三共)のドル箱といわれた薬であることは良く知られている。 しかし、その開発の立て役者・遠藤章のことは、あまり大きく扱われてこなかった。 ここにスポットを当てたのが、本書である。 遠藤の生い立ちや、開発者としての成長の過程。高脂血治療薬の開発の過程。 そしてその中で、明かされるメルク(米国・大製薬会社)との駆け引き、の数々。 また、三共内部での遠藤の微妙な立場と開発の紆余曲折。 三共が、もっと大きな会社になっていたかもしれない、機会損失。 また、遠藤自身ももっと賞賛されて良いはずなのに・・・。 (この関連で、ノーベル賞受賞者が生まれている) そんなことが、つづられている。 著者の意図とは異なるかもしれないが 世の中に役に立つ成果を出しながら、それほど報われず、でも、それでよし、とする心持ちがすがすがしい、と思う。 |
ちょっと気になる中性脂肪・コレステロール |
4ヶ月前に結婚した夫、実は昨年の健康診断で中性脂肪値が1000以上だったことが判明。お腹まわりも85cmでこのままではメタボ確定、健康状態が心配だったので、今までの食生活習慣を改めるべく3ヶ月計画でダイエットを実行しました。
この本の良いところは、いつものメニューが食べごたえそのままにダイエット食となるところですね。味付けもちょうどよく、お腹一杯になるのでストレスも少なく減量できたと思います。おかげさまで先日受けた健康診断の中性脂肪値は96。お腹まわりも76cmになりメタボ脱出できました。4ヶ月前に比べて体重は10.3kg、体脂肪率は5%減りました。この本にはとても感謝しています。 |