てるてるあした DVD-BOX |
このDVDが面白いこと。なんせ、購入したし、テレビ放送も全てみましたから(笑) 難しいことは書きませんが、やっぱりいいですね〜1話ごとに心があたたまります この話には凄く柔らかな愛が詰まっていて、微笑んだり、涙したりと、大変感情移入させられる作品でした。私としましても是非、多くの方に観ていただきたいドラマです。観た人の心まで優しく成長させてくれる、そんな気までします(笑) また、原作、ささらさや(さやのドラマ前、現の話)、てるてるあした こちらも大変素敵な小説でした、個人的にはささらさやが好きです 小説苦手な方でも読みやすいと思いますのでおススメです! |
てるてるあした Vol.2 [DVD] |
微妙な出来のドラマでしたが、主演の黒川智花さんのファンの方はこの作品を購入されるのもよいかもしれません。跳んだり跳ねたり喜怒哀楽の表情にとんだ黒川さんの姿を見ることができますので。黒川さんのファンの方にはたまらないドラマになりえるかもしれません。 |
ななつのこ (創元推理文庫) |
いろんな読み方ができる本だと思うけれど、「人が死なないミステリー」とか、「日常の中のミステリー」とかいうジャンル立てをしてしまうと、この本の楽しみは減るような気がする。
連作短編で、それぞれの話に決着をつけつつ、散りばめられた伏線が、最終話でまとまって、全体として一つの長編としても読める、という構成も確かに見事だが、その点だけに目を奪われてはいけないように思う。 この本の魅力は、主人公の駒子さんの、しっかりしているようでふわふわとした、夢見がちのようで現実も忘れていない、やわらかい存在感が支えているのではないかな。 駒子さんと友人たちとの、自然体のユーモアがただよう学生生活には、現代には存在しないような、でも、ほんの少し前に自分が体験し、あるいは目撃したような、不思議な既視感がある。 そういう「ほのかなノスタルジー」とでも言うべき雰囲気が、作品全体をシアワセなものにしている。これが1992年の作品で、現代から見て微妙に過去だということは、本質的ではないだろう。書かれた当時からこの「ノスタルジー」はあったはずだし、10年後に読んでも変わらないはずだ。 その雰囲気の中で、駒子さんが体験する日常の謎が、作中の「ななつのこ」という童話の話と微妙にオーバーラップし、最後に童話作家からの手紙によって、たぶん正解の「謎解き」がされることで、静かな感動が心に広がるのだと思う。 謎解きの部分は、文句なしに論理的で、雰囲気に流された解決でないところも素晴らしい。最終話で話をまとめるために、各話の結末を曖昧にした部分もあるし、謎解きの手紙の主が、駒子さんの手紙だけで推理していない「ルール違反」もあるが、それは、この作品に関しては欠点とは言えないだろう。 |
てるてるあした (幻冬舎文庫) |
夜逃げした女の子が行き着いた先は佐々良町。それまで両親から愛情を感じることが出来なかった少女が、佐々良の人々に出会い成長し温かさに触れる物語です。そして、物語の中に出て来る言葉は、キューンと突き刺さるものがあります。
「てるてるあしたきょうはないてもあしたはわらう」 ずっと心の何処かに覚えておきたい言葉となりました。 |
ささらさや (幻冬舎文庫) |
個人的に面白かったと問われればNoと言うよりない。ミステリとしては謎解き要素は可もなく不可もなしといったレベルだが、登場人物がそろいもそろって脳内がお花畑のようなおめでたい人たちばかりで、ストーリーやキャラクターに深みというようなものが全くないのである。
ではこの作品はどうしようもない駄作かというと、そうとも言い切れない。世の中には小説の中くらいおめでたい人ばかりで構成されたおめでたい世界で展開されるおめでたい話を楽しみたいという人がいるのも事実である。サザエさんを見て「家族の物語でありながらタラちゃんの苦悩やワカメの愛憎が全く描かれていない」などと言っても詮無いことである。 言うなればこの作品は砂糖をこれでもかとぶち込んだお菓子のような作品である。苦味やコクといった物を求める人にはお勧めできないが、「甘いもの大好き」という人なら食べてみる価値はあるだろう。 |