第六話 月曜日への往復 その②_2「タイム・リープ・・・あしたはきのう・・・」 上
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) |
時間が空いたので面白そうな本をまとめ買いして
読んだが、この小説はとても楽しく、ひといきに 読めました。爽やかな青春といった感じで良かった。 |
タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147)) |
余りにも余りにも良い出来だったので、読み終えた後に「ああ! もう一度この作品について一切知識の無い状態で読み直したい! そしてこの感動をもう一度!」と強く願った。 本当に、今まで読んできた本の中で一番『ワクワクした』 作品。 なお、巻末に収録されている《あとがきがわりに》は、高畑京一郎先生のデビュー作である《クリス・クロス》を読んでいないとちんぷんかんぷん(死語か?)だと思う。 |
タイム・リープ―あしたはきのう |
タイムスリップ小説は世の中に多いですが、この本はその中でも群を抜いておもしろいと断言できます!
主人公、高校2年生の鹿島翔香は、突然時を跳んだり遡ったりする能力に目覚めてしまいます。 過去の自分からの「手紙」に従って、秀才クラスメイトの若松和彦に相談するけれど、はじめは信じてもらえず協力を拒まれてしまいます。 翔香が自分のタイムスリップを実証できたことから若松もこの現象の解決に手を貸すことになるのですが、原因を究明するうちに恐ろしい事実が2人にのしかかり・・・。 何がおもしろいかというと、まずストーリー。 たくさんの方のレビューにあるように、本当によく練られていて、整合性があり、最終的に「ああ、そうだったのか」とすべてが残すことなくきれいに収束します。 そのうえ、とてもわかりやすい。 そして何より私が好きなのが、キャラクターのやりとりです。 主人公の翔香ちゃんは純粋無垢な女子高生で、とてもかわいらしいキャラです。 若松くんは、頭脳明晰、責任感もあり本当にかっこいいです! 冷たい面もあるけれど、翔香ちゃんと過ごすうちに彼女にだけ徐々に優しさを表現するようになっていきます。 体を張って彼女を守る姿は感動的! 初めて読んだときに中学生だったこともあり、数年間彼は私の憧れの人でした(笑) そして若松くんの親友、関くん。 大人すぎる。 2人の会話を読んでいると、「あんたたち本当に高校生か?」と思ってしまう。 だからこそ、大人になって読んでもおもしろいと感じられるのかもしれませんが。 10年以上前に読みましたが、今でも文句なしに「おもしろい!」と思えてしまう本です。 この本を読んでおもしろいといわなかった人は一人も知りません。読まないと損です! |
タイム・リープ TIME LEAP [DVD] |
たぶん本が完璧だったんだろうと思うけど、二度、三度と繰り返し見ても新たな発見があって面白い。
ストーリーは一回見ただけでは時間構成などがあまりにも複雑でもしかしたら理解できないかもしれない。けれど不思議とそれも気にならないほどグウッと引き込まれてしまうので、むしろ一度目には理解できなかったところを繰り返し見て解明していく、その度に隅々までアラのない設定に驚かされる、お得な映画と言えるかも。役者陣の初々しい感じも高校生っぽくていいし、映画の軸にある暗い殺人や動機などとは対照的に、若い高校生の二人が段々と心を通わせていく清涼感がとてもバランスがとれてて、とにかく見た後の後味がいいオススメの映画。 |
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