ドラマ「白夜行」オリジナル・サウンドトラック |
ドラマが終了しても、まだ余韻に浸りたく購入しました。
思っていた以上の素晴らしい出来で、ドラマの様々な場面が呼び起こされ自然と涙が出てきました。 最初の2曲は、幼少期のふたりが川辺で「白い花」を見つけたシーン、「やったのは私だよ」の切ないシーン、そしてプラットホームで「行って」と指差す別れのシーンなど、なぜか子供時代の1話ばかりが頭をよぎりました。 ドラマを観ていなかった家族も「いい曲だね〜」と気に入ってくれたので、BGMとしても癒されるのではと思いますよ。 ドラマのファンだった方には絶対にオススメします!! |
影 |
元から、ドラマ『白夜行』の書き下ろし曲で創られたのであれば、ピッタリの曲だと言えます。
ドラマで表現している人生の影の部分(だから『影』というタイトル?)、愛する相手を思って止まない苦しい気持ち。それは、自分達がしてしまったことに対して後悔することすらできない狂おしい想い。 お気に入りのフレーズは、「悲しみもつのはそう 僕の残る わずかな強さ」「君が幸せ掴むように 偽日(にせび)になり 祈ろう 少しの念こぼし その先に残るのは 呼吸のあとだけ…」です。 メロディーにもスッキリ乗っている詞です。あまりにピッチリと乗っていてバランスがいいために、ズンと来るような重みが不足してしまっているような気さえします。だからこそ、よく聴かなければいけない曲なんだとも思えるのです。 |
白夜行 完全版 DVD-BOX |
重いけどとても見応えのあるドラマでした。 山田君と武田さんの歩道橋のシーンは号泣してしまいました。鼻水をたらしながらの武田さんの演技、静かに涙を流しながら武田さんの言葉を受ける山田君の演技。どちらも素晴らしかったです。 また、特典映像の山田君や綾瀬さんを見るとホントにあの2人を演じた人達なの?!とビックリします(笑) |
葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫) |
今回は葉桜が母の面影と名前を持つ少女に封印されていた過去を揺り動かされて
いつもの状態では無く、仮面を外した状態で騒ぎが起こるので学と立ち位置が正反対で物語が展開されます。 後半、葉桜を思う白夜の行動が事件を引き起こすのですが、学と白夜の遣り取りを読み返すと切なくなります。 今回は前二作と違って、暗躍する勢力の動きが少ないように見えましたがとんでもない間違いだった。 最後の最後に今まで蠢いていた闇が表舞台に現れました。 こんな所で終わられると次の巻が気になります。早く出してくれorz |
白夜行 (集英社文庫) |
『幻夜』と並んでやはり最高ではないでしょうか?男のひたむきさが悲しく悲しく書かれています。自分だけが知ってる女の痛み、そのときの傷みから女を守るため、女を美しくはばたかせるためならなんでもやる男。ふたりの、お互いの感情表現も心理表現も一箇所もなく、周りの人間に起こる状況描写から浮かび上がらせます。それがやるせないくらいはっきりとあぶりだされます。全然別の方向をみて生きてるような男女が、水面下奥深くでしっかりと手を握っていて、誰にも邪魔されない、みたいな感じ、ですか?これは純愛というのとは全然違いますよね?あくまで女は自分のためだし・・・お互い同じくらい弱いところさらけだして、じゃないもんね、男は悲しいね。 |