2007 FIA F1世界選手権総集編 完全日本語版 [DVD] |
公式総集編がDVD化されたのが2003年ですので今年で5タイトル目となります。
F1は全戦録画しているのですが、やっぱり繰り返し見たいレースはそうあるもの じゃないし、(4時間近い長尺ではありますが)何度も見るのはやっぱりこの総集編。 TVでは見られない(放送されない)画像・インタビューや、流れなかったチームラジオ など、このDVDでしか見られないコンテンツがあるのも楽しみです。 去年まではポールをとったドライバーのコース紹介でしたが、今年はメルボルンは琢磨、 富士はトヨタのトゥルーリとかちょっとした「工夫」はありますが、やっぱりこれを 見ないと年は越せません。 |
2003FIA F1世界選手権総集編 [DVD] |
レースの重要なシーンをギュっとつめたかんぢです。
画質もそこまで悪くないし、ナレーションも分かりやすく説明してくれてると思います。 ただ、レース中のラップ周、今何週目だとか、何位に誰がいるか、ピット時間が何十秒か、、、、などすべて画面表示はなく、分かりにくいともかんぢました。 誰と誰のバトルだか、誰のオンボード映像だとか・・・ ナレーションのない部分もあったので、画面表示があればもっと 見やすかったと思います。 |
テオ・アンゲロプロス全集 I~IV DVD-BOX IV |
フェリーニ=ニーノ・ロータとはずいぶん趣が異なるが、テオ・アンゲロプロスの映画にはエレニ・カラインドルーの音楽が不可欠である。いまやそれは映画の重要な一部になっているといっても過言ではない。 アンゲロプロス映画の音楽をカラインドルーが担当したのは「蜂の旅人」からだと思う。1982年にある映画祭でカラインドルーの音楽に接した監督は、その場に出席していた作曲家に即座に仕事を依頼したという。その後「シテール島の船出」「霧の中の風景」を経て、「こうのとりたちずさんで」「ユリシーズの瞳」と次第に両者のコラボレーションの密度は深まり、「映像と音楽の稀有の一体化」を実現してきた。 そして、その頂点をなすのが、この「永遠と一日」である。映画を見た人なら、音楽がいかに主人公(ブルーノ・ガンツ)の心の微妙な襞々に寄り添っていたかが理解できるだろう。このCDを聴くたびに、私はアルマーニのコートに身をやつした、人生最後の一日を過ごす男の姿がまざまざと浮かんでくる。 その一方で、この音楽の完成度はどうだ。ギリシャの民族音楽の研究家でもあるカラインドルーは、郷愁あふれるローカリティのなかに地域や時代を超えた普遍性を獲得している。現代ギリシャの生んだ優れた現代音楽としても高い評価が可能であろう。実際、これは単なるサントラ盤ではなく(そしてカラインドルーの全作品が)、アルヴォ・ペルトやクルタグなどの作品で知られるECM New Seriesからリリースされている。 アンゲロプロスの最新作「エレニの旅(Weeping Meadow Trilogy Ⅰ)」の音楽も、もちろんカラインドルー。本作以上に、映画における音楽の役割が増大していたのが、とりわけ印象的であった。 |
1/20 グランプリコレクション ウィリアムズFW13Bルノー |
1990年、リカルド・パトレーゼ、ティエリー・ブーツェンがドライブしたウイリアムズFW13B。
塗装などにこだわって作るには十分なモデルだと思います。 (しかし自分はなかなか手を付けれず・・・) 2年後に登場する伝説のFW14Bへの思いを馳せながら作りたいです。 |
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番、他 |
ショスタコーヴィッチの名曲であるピアノ五重奏曲を、アルゲリッチがどう料理するかに興味のあった一枚であるが、何気なく聴き始めたピアノ協奏曲第1番から、彼女のピアノの硬質な美しさにまったく圧倒させられる。ここでは超絶技巧と感覚的な美が、互いを高め合いながら見事に両立しているのだ。ナカリャコフのトランペットがまたすばらしい(終楽章の最終部のピアノとの掛け合いを聴いてほしい)。五重奏曲の方も、名人たちの競演の型の室内楽の演奏として、最高レヴェルのものだという言い方ではいけないであろうか。
それにしても、どの曲もなんという良い曲ぞろいであろう。ショスタコーヴィッチの魅力満載である。お薦め! |
エンスーCARガイド ルノー・カングー―道具としての機能を極めた欧州流ハイトワゴンの全て (エンスーCARガイド) |
以前のSTRUT ISSUE〈04)のKangoo特集と違い、
今回はKangooのみの完全本です。NewKangooの情報も載っているので なかなか良く纏まっていると思います。 但し、所々にある誤字が気になります。 エンスー本と名乗るには、もう少し校正をしっかりしてほしいです。 |
アレクサンドロスと少年バゴアス |
映画を見る参考にと、本書を読んだ。何年にどんな出来事があったという年代記の形式でなく、バゴアスの回想という形式なので、思い出したことを書きとめた、という語り方になっており、とても臨場感はあるのだが、いつ、何があったのかがわかりにくかった。ただ、歴史の授業で習ったような、マケドニアから出てきた野蛮なギリシア人が武力でインドの奥地まで征服しましたよ、へえ、すごいですね、という表面的な知識に加えて、既にペルシャ帝国と文明の支配がインドにまで及んでいていて、それにアレキサンダーが乗っかる形で大帝国を成立させた、つまりペルシャの文明度の高さがまずあって、その支配層にギリシャ人が加わったものがアレキサンダーの帝国だった、という事実が丹念に描かれており、ペルシャ側からみたアレキサンダー論のようにも読め、面白かった。現代のイラン人が何故あんなに誇り高いのか(高すぎると時々思うけど)、多少理解できたかも。 |