月光の囁き ディレクターズカット版 [DVD] |
原作はあえて見ない。初めて見たときあまりに衝撃的で受け入れがたかった。美しいけどこわかった。でも時期もたって改めて見るとなんて素直な恋愛映画なんだろうと思った。主人公の拓也の願望は周りだけではなく自らも残酷に苦しめるゆがんだ感情。普通の恋愛への理想は誰もが抱く憧れ。好きなときに好きな相手の傍にいられる。それだけでいいと思っていた。かなえばそのゆがんだ願いも消えると・・・でもどうしても消せない、相手に虐められたい。偶然の出来事からそのゆがみを知ってしまった紗月はわたしは普通の恋愛がしたいだけ、異常!変態!と拓也を激しく罵り、自分が傷ついた分だけ拓也も傷つけようとするがそれは互いの想いをよけい募らせる。そのやりきれなさからエスカレートしていく紗月の加虐性。どんなにどんなに酷いことを命じても傍にいられるならとなんでも服従する拓也の自分への強い想いを痛感した紗月は全てを受け入れていく。こんな愛情がほんとの愛情なのだろう。運命というのだろう。この作品に出会えてよかったと思う。 |
傷だらけの天使たち (小学館文庫―Young Sunday comics) |
若いうちに、この漫画と出会っているかいないかで、 笑いがわかる大人になれるかどうかが決まる。 (年食ってから読むこともないでしょうけど) この本を読んで、喜国のように さもなければ、そういう局面に出会ったときに、 小難しく解説しましたが、単純に笑えます。 |