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こころ
漱石の「こころ」をドラマCDにしたものです。
キャストの声でこころを理解するチャンスとばかりに聞きました

「先生」と「K」は大学の友達。二人の下宿先の娘に二人が惚れ、焦った「先生」は娘にプロポーズ。それを知ったKは自殺
先生はその後、後悔やら葛藤やらに悩まされて自殺
そんな「先生」は自分の人生を遺書に記し「私」に送り、人生の役に立ててね。という話です。

●話は「先生」の遺書の内容であり「先生」目線で展開されているので、速水奨さんがメイン
これが良かった!先生役に速水さんピッタリ★
「くそ〜」って言うシーンは上手でした。さすがベテラン

●友達のK 石田彰様 ストイック人生を歩みつつ、中身は弱い人間の葛藤役に、これまた良い感じ★

●吉岡はプレイボーイ役なので三木眞さんがフツーに配役って気がしました

●私役の宮野真守はドンピシャな配役では無いとは思うけど、当たり障りの無い声なので、選ばれたかな?って気がしました
台詞少ないです(涙)

重い話なので、聞くのが若干辛かったで★3つにしたいのですが、
速水さんの役がハマッていたので★4つの評価で

 

それから [VHS]
小さな声をややうわずらせた一言の中に藤谷美和子は
悲しみ、恥じらい、喜び、ためらいといった万感の想いを表現し、
そして観客にはこの台詞だけで二人の関係がどういうものであるか、美千代がどういう女性であるかを伝えてみせた。

 

それから [DVD]
 夏目漱石の映画化としては 本日現在では本作が最高峰だ。

 才人森田が 明治をポップに「切り取っている」。森田映画はレトリックを多用する臭みがあるが 本作では それが上手に押さえられており 逆に押さえられたレトリックが 古いながらも新しい独特の明治時代を描き出している。これは 甘みを抑えたお菓子が かえって甘みを鮮やかに思わせるのに似ている。

 藤谷美和子の美しさも比類がなく その後の彼女の迷走は本当に邦画にとって 損失であったと思う。
 松田優作も 全くの新境地を開いている。本作と「陽炎座」とで 松田は 俳優としての無限の可能性を垣間見せたわけだが 夭折してしまった。これも大きな損失である。

 この作品を見ていて もう一つ 気がつくことは 要は夏目漱石が今に通じるという点だ。それに気がついた森田の慧眼は 20年後の今も舌を巻くしかない。夏目漱石が今なお読まれているという事実も重ね合わせると この明治の文豪の偉大さも分かるというものだ。
 それを思い出させたのも 森田である。

 

坊ちゃん [DVD]
1977年公開作品で、血気盛んな坊ちゃんを演じるのは、若き日の中村雅俊。
深く親しまれている原作は、度々映画化されているが、本映画作品は、かなり現代風のアレンジが加えられている。

特に印象に残るのは、赤シャツと野だの、すっとぼけた陰湿ぶりだ。
このネチネチとした態度は、原作よりも、ずっといやらしくて、大変面白い。

山嵐は、思った以上に質実剛健で、正義感が強い。
原作では、当初山嵐は、坊っちゃんにとって、敵なのか味方なのか分からない。
本作品では、そういう面は無く、こんな形でうち解ける事になるのは、現代風テイストだ。

坊っちゃんの布団に、大量のいなごが入れられる場面は、観る前から期待したが、もっと派手にやって欲しかった。
ただ、うらなりの送別会での、鉄道数え歌を歌った「盛り下がり」具合は、見事だ。

最後の乱闘騒ぎは、なかなかの迫力だ。
ただ、本作品のクライマックスは、原作の様な悲壮感は無い。
むしろ、原作とは大きく異なり、ハッピーエンドの、感動物語となっている。
こんなアレンジは、安っぽいと感じられるかも知れないが、原作の現代風解釈として、面白いと思う。

あまり、文学の香りは高くはない。
それでも、何より、楽しい作品に仕上がっている。

 

脳力トレーナー ジグソーパズル 音読・夏目漱石編 NJ-001
実に面白いです。
頭が良くなりました。

 

こころ (新潮文庫)
様々な角度から切り込んで読める作品。

- 人間としてのモラル。
- 恋愛の価値。
- アカデミズムの価値。
- エゴイズムはどこまで許されるか。

一貫した感想というのは非常に書きにくいけれども、
生きる価値について考えるヒントを与えてくれる小説としては、
価値は非常に高い。

かなり生々しい表現が出てきたり、
先生がある生徒(私)に宛てた遺書が全体の3分の1を占めるなど、
小説をしてはかなり変わった構成をしている。
最後の遺書の部分だけを読むだけでも、かなり心に訴える。

ただ一つ言えることは、人は本当の意味で正直を貫くことは、
非常に難しく、正直になればなるほど、苦しくなってしまうということ。
あるべき姿であろうとすると自分を崩壊するというパラドックスからの束縛を免れないということ。

生きることは葛藤と矛盾の連続。

 

それから (新潮文庫)
俗に「高等遊民」と言われる代助の、高等遊民から俗社会に下りていく?物語。ラストの電車のシーンが象徴的。でも代助の「それから」がこのラストから始まる。代助さんは親の脛をかじり、文化や芸術を追求している。働くことなんか、文化的生活の邪魔。なんてったってパンに関係した経験は切実かも知れないが、劣等だよ、と言い切ってしまう遊民です。でも友人、平岡の奥さんに惚れてしまい、親から勘当され、遊民生活が終了してしまう。それからどうなってしまうのでしょうか。
いってしまうとこんな物語なのですが、考えてみると、代助さんは生きている意味を文化に見出している。でも文化的生活だけでは生きていけない。生活の糧を得なくてはいけないからです。当然誰でも理解できる話です。でも理解したくない代助さんの考えも解らないでもありません。私もこんな生活できたら良いですね。でも代助さんはこの生活を捨てて、友人の妻三千代さんと愛の生活を選ぶのです。この結果、親からの援助を打ち切られ、代助さんは文化的生活より愛を取ったのです。あんなに現実社会に下りることを、軽蔑していたのに愛のために、社会に下りる決心をしたのです。でもそのスタートで代助さんの頭はスパークしてしまうのです。様々なことが頭を渦巻くのです。それからそうなるのでしょうか?
ここには、愛に生きる決心をしたけど、心の充足は愛でも満たされない、人間が描かれている。当然文化的生活も代助さんの心を満たさなかったからこそ、愛にその可能性を見たのであろう。でもその愛でも彼の心は満たされないのである。そう考えると、恋愛至上主義の現代で、この物語はどのように捉えられるのであろうか。漱石のこの問いかけはつまり、永遠の命題となっているのである。では我々の心の平安は何が与えてくれるのでしょうか。うーん難しいです。漱石の問題提起に我々現代人はどう答えるべきなのだろうか。答えはまだ無いはずです。

 


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