オリンピック 栄光の軌跡 [DVD] |
第1回アテネ五輪から2年前のソルトレイク冬季五輪まで日本では 日本人中心に放送されることが多いので、知らなかった偉大な選手や オリンピックの歴史を知ることができて、内容はすばらしいの 一言なのですが、唯一の不満は、日本人にとっては忘れることの できない長野冬季五輪が完全にカットされている点です。 あのジャンプ団体の金メダルなんかも入っていると思っていたので、 |
アベベを覚えてますか |
この本はアベベだけでなく盟友マモ・ウォルデの伝記でもある。2人でローマ(金)、東京(金)、メキシコ(金)、ミュンヘン(銅)という成績で4大会連続でエチオピアの国旗を掲揚させた。アベベは交通事故の後遺症で73年に亡くなった。マモ・ウォルデは74年(帝政から社会主義国家)と91年(社会主義から民(主or族)主義??)の政変に翻弄され、社会主義時代の罪を新政府に問われ監獄に入れられ、ようやく釈放されたがその時既に体力の限界を超えており、まもなく息を引き取っている。エチオピアという国が日本国民にとって親近感を覚えるのは、この2人のお陰だということは言うまでもない。寡黙なまるで哲人のようなアベベと先輩でありながら(ローマで金メダルをとったが故に)上司となったアベベをたて、アベベのリタイアの後金メダルを勝ち取ったメキシコ大会のマモ。東京オリンピックの後、二人の消息を知らない日本人がほとんどであろうが、それぞれの人生を辿るにつけなんともいえない気持ちを感じた。それとは別にアスリートを弄ぶ政治体制に憤りを感じざるを得ない。特に独裁国家と社会主義国家におけるアスリートにとって政変は不可避なものであるから、なんとも言いようのない哀れさを感じてしまう。 |
アベベを覚えてますか (ちくま文庫) |
やはり私が心の中で密かに英雄視してたアベベは色々な意味で本当の 真の英雄だとこの本を読んで実感しました。時には感動し、時には 癒され、そして最後には泣けて来ました。 マラソンファンだけに限らず全てのスポーツマンに読んで、スポーツに 全身全霊を掛けるのは度の様な事なのか感じ取って欲しい一冊です。 |