Spirit |
素晴らしいアルバムだと思います! 買って損無し!! 何回もリピートして聴いてしまいます! |
Spirit |
イギリスのTV番組Xファクターから誕生した去年の優勝者である彼女。イギリスではbleeding loveが1ヶ月間1位を記録。黒人と白人の混血で、エキゾチックな風貌が魅力かも。第二のマライア・キャリーと言われるだけあって、歌唱力もお墨付き。Xファクターのサイモン、ルイも大絶賛したのも記録に新しい。 |
スピリット コンプリート・バージョン |
マライア・キャリーとセリーヌ・ディオンが融合したような・・・と表現したら失礼か。才色兼備にしてスケールの大きなシンガーだ。マライアが近年,ソウル/R&Bに傾倒しているのに対して,レオナのデビュー作は王道バラードを主体とした万人向けの作風で,そういう意味ではセリーヌ・ディオンにスタンスが近いか。R&Bファンにとっては物足りないかもしれないが音楽性・歌唱力・表現力のいずれを取ってもまばゆい輝きを放っていることは間違いなく,2008年を代表する傑作の1つだ。
アルバム・タイトルどおりポジティブで魂のこもったナンバーが多い。ゴスペル・タッチのサウンドで幕を開ける「Bleeding Love」はその典型か。それ以上にスモーキー・マウンテンやストリート・チルドレンの映像を織り込みながら生きる勇気を歌い上げる「Footsteps In The Sand」の深い慈愛とひたむきなヴォーカルには胸を打たれる。楽曲性では美しくも悲しいメロディーの「Homeless」。クライマックスのブルージーでエモーショナルなヴォーカルは絶品。この他にはピアノを基調とした穏やかでしっとりとした雰囲気の「The First Time Ever I Saw Your Face」,壮大なスケールでシンフォニックな「A Moment Like This」と「Run」が際立っている。 バラード主体のアルバムだが,失恋から立ち直りポジティブに歩き出す女性像を溌剌と歌い上げた「Better In Time」,80年代ダンス・ナンバーを想起させるキャッチーでスリリングな「Forgive Me」,AOR調のドラマティックでスリリングな「Misses Glass」などミッドテンポ〜アップテンポにも好曲が。 心が癒され,それでいて聴きごたえもあって・・・会心のヴォーカル・アルバムだ。 ちなみにスーパー・デラックス・エディションには5曲のビデオ・クリップを収録したDVDが。これも素晴しい出来なので機会があれば是非。 |